TOHIONAカンヌ出張編③|聖ミッシェル賞に選ばれた「赤絨毯」と、カンヌを歩いた赤龍
ボンジュール!
令和浮世絵師のNaohitoです。
さて、今回はラスト!いよいよカンヌ編!!

今回のフランス出張の大きな目的のひとつが、
フランス・カンヌで開催される国際アートプライズ「Saint Michel Honor Prize(サン・ミシェル・アート・プライズ)」への参加。
カンヌ国際映画祭の期間に合わせて開催されるイベントです。
TOHIONAの作品『令和浮世絵 異国乃赤絨毯』が、聖ミッシェル賞に選出され、カンヌで原画が展示されることになったのです。

『令和浮世絵 異国乃赤絨毯』は、
カンヌを象徴するレッドカーペットと海辺の風景を、日本の浮世絵表現で再解釈した現代アート作品です。
浮世絵の形式を借りながら、現代社会の欲望や憧れ、人間模様を映し出した、現代版の群像絵巻。

モチーフにした景色が見られる場所で、朝日を浴びながら答え合わせ。
先に絵が旅をして、あとから自分がその場所に会いに行くスタイル。
これもまた楽しい!
いきなり作品が届かないトラブル発生!!
美しいカンヌの景色、映画祭に、アートプライズへの参加と、優雅で華やかなようすですが、現地で速攻でトラブル発生。
パリから『赤絨毯』の作品を送ったところ、当初の予定より2日間も遅れたんです。
アートプライズの主催者に集積所まで取りに行ってもらったものの、まだそこには届いていない!!
「間に合うのか……?」と、かなりヒヤヒヤ。
結局、最後は自分たちで集積所まで取りに行き、直接手渡しする形になりました。
さらに、ニース空港に着いたら、荷物がひとつロストするというハプニングも。
もし作品をその荷物の中に入れていたら、間に合わなかった。
そう考えると、本当に紙一重。
無事に作品を渡せたので、結果オーライですが、海外って本当に想定外のことばかり起こる。
いやー、心臓に悪い。笑

無事に作品をお渡しできてホッとして記念撮影!
赤龍の絵が、衣装になった
そしてもうひとつ、大きな出来事がありました。
TOHIONA作品『令和水滸伝之内 十二支 赤龍』が、
ポルトガルのオートクチュールブランド Emporio Aragao の衣装デザインに使われたのです。


作品が額の中から出て、街へ出ていった。
今回、その衣装を着てくださったのは、モデルのSeina Kamoさん。
TOHIONAの赤龍をまとった姿で、カンヌの街中で撮影が行われました。



TOHIONAのコンセプトは
「文化を着崩し、ときとじゃむる」
浮世絵を、昔のものとして遠くから眺めるのではなく、今の時代の感覚で遊んでみる。
だからこそ作品とファッションの掛け合わせは、TOHIONAらしい表現のひとつだと思います!
浮世絵もかつては、江戸の人々の暮らしや流行や憧れを映したポップカルチャーでした。
そう考えると、令和の浮世絵がファッションになってカンヌの街へ出ていくって、現代らしい、おもしろい進化だと思いません?
今回、フランスで作品を見てもらって印象的だったのは、説明しなくても感覚で受け取ってもらえる場面が多かったこと。
さすが芸術の都ですね。
浮世絵も知っている人が多いし、細かい説明の前に、
「かっこいいね」
「色がいいね」
と、まず感覚で受け取ってくれる人が多い。
TOHIONAの現代アートを、フランスでこのような形で見ていただくことができたのは、とても大きな一歩になった気がします。

