額縁で作品は完成する。 - 令和浮世絵の額装の話
こんにちは!令和浮世絵師のNaohitoです!
みなさんはアートを見る時、どこに注目しますか?
もちろん、一番注目するのは作品そのものだと思いますが、
実は、作品と同じくらい重要なものがあります。
それは、額縁。

額縁って、絵を飾るための「外側」だと思われがちなんですが、僕はそこまで含めて作品の一部だと思っています。

TOHIONAは、額縁選びにはかなりこだわっています。
実は、わざわざ 名古屋 にある、100年以上続く老舗の額縁屋さんまで行って、作品ごとに相談しながら選んでいます。
同じ絵でも、どんな額に入れるかで、見え方は全然変わる。
例えば 『令和水滸伝』シリーズの牛の作品は、古代ローマのコロシアムみたいな重厚感を出したくて、額を二重に重ねるような構造にしました。

絵の周りに入れるマットも、1枚だけじゃなくて重ねたり、斜めにカットするか、まっすぐにするかで印象が全然変わるんです。


白いラインが少し見えるだけで抜け感が出たり、逆に内側を締めると作品がぐっと重たく見えたり。
ほんの数ミリなんですが、その数ミリで空気感が変わる。
面白いでしょ?
最初に額縁屋さんを訪ねた時は、選ぶだけで2、3時間かかりました(笑)
でも、いろいろ試していくうちに、
作品との相性というのが少しずつ分かってきました。

僕の作品は、色も強いし、モチーフも派手。
だからこそ、額縁でバランスを取ることがすごく大事。
額縁という装いまで含めて、TOHIONAの作品なんですね。

-----
文化を着崩し、ときとじゃむる。
TOHIONA 浮世絵クラブナイト 計画中。
Coming soon...