
作品エピソード『卯美人』
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こんにちは!令和浮世絵師のNaohitoです。
今日はこちら、
『卯美人』(うさぎびじん)
のエピソードをお話しします。
こちらは上野の森美術館 に飾ったこともある作品。
「カワイイ」がテーマで開催された展示会に参加した時ので、
オリジナルの浮世絵という意味では、処女作にあたります✨
可愛い動物といえば…と考えて、シンプルに考えて出てきたのが「うさぎ」です。
当初は筆を走らせながら、猫のような動物を描いていたんですが、だんだん長い耳をつけたくなったんですよね。
長い耳は、描いてみると、この大ぶりの髪飾りとのバランスがいいんです。
典型的な見返り美人のスタイルをモチーフに、
丸くて小さい顔。
桜の下で若々しい花魁が微笑む姿。
可愛らしさと艶やかさ、両方の魅力が感じられると思います。
纏う着物は「花札の柄」
この作品が原型となり、
その後、POPURIバージョンも生まれました。
見比べてみると、
「浮世絵」と「POPアート」の違いがよく分かる。
その「らしさ」を作っている要素がなんなのか、
僕たちに、その共通認識がなんとなくあるのがまた面白いですよね!
あなたの好みはどちらの作品ですか?😁